今日は
お店に (そこそこ良い)楽器があって
それを借りることにして
手ぶらで通勤となった…
たまには バスで行ってみようか?なんて思っている…
今は、そうでもないけれど
少し前まで 楽器を借りるのは抵抗があった…
なんか 手抜き みたいで…
若い頃に、Tさんとの (旅)で 先方がアンプを用意してくれることになって
(お言葉に甘えようと)したら
Tさんが
「お前は自分の音が好きじゃないのか!俺はどこに行くのも自分のセットを持っていく!」
と怒り出して…さらには
「俺は自分のセットをいつも最高にチューンしている!だから他のどんな太鼓よりも
これが最高なんだ!…アンプもお前の(楽器)だろうが!愛情はないのか!…」
と怒鳴られて…
自分のを持っていったのですが…
当時は釈然とはしませんでした…
というのは
その頃の僕は アンプが活きるか活きないかのギリギリのボリュームで
弾くのが気に入っていたので(それもTさんのサジェストでした…)
実際は アンプは何でもよかったのです…
後々、僕のアンプのボリュームが小さすぎて聴こえない…と批判をうけたときに
Tさんは
「昔、俺がお前に強要したのが悪かったのかなぁ…あのときは生音のアタックをつけさせようとして 敢えて (ああやらせたんだけど)…
それで そういう癖がついちゃったのかなぁ…もっと大きくしていいよ…」
などと言っていましたが
実は 僕としては そのカスカス感が気に入っていたのでした…
その後も 僕たちは 何処に行くにも自分のセットで行ったのでしたが
フェスティバルなんかで よそのバンドがレンタルの楽器を使って 身軽に行動しているのを
見て、いくらかは羨ましかったです…
Tさんだって アシスタントを雇っていくわけですから(経費も嵩んだでしょうし…)
楽ではなかった と思いますが
そこが 彼の プロの意地 だったのでしょう…
懐かしい話です…
その後、(借りれるモノは何でも借りる…) ようになった僕ですが
今、彼がいたら なんと言うでしょうかねぇ…
。(。。)\バキッ☆