家の近所の銭湯の向かいに
焼き鳥屋があって、その並びには ○○書房 という貸本屋さんがあった…
興味はあったけれど なかなか入る勇気はなくて…
風呂上がりは もっぱら、すぐ脇に出ていた おでんの屋台専門でした…
⇒いつもというわけにも いかなかったけれど…
してみると随分と小さい頃から一人でお風呂屋さんにいっていたのだなぁ…
夏は行水もよく浴びたな…
週末は祖父さんと行くことが多かった…
祖父さんは 普段は別宅にいて週末だけ帰ってきて 可愛がってくれた…
きっかけは覚えていないけれど 一旦、行きだしたら(それこそ)堰を切ったように
通った…
小学校の中頃かな?…
当時は紙芝居も よく公園なんかでやっていたけれど
前の方に行く勇気は無く…
駄菓子屋の隅の もんじゃ焼きコーナーも顔役たちに占められていて…
メンコも駒もビー玉も負けて取られるだけ…(ベーゴマに至っては満足に回すこともできず…)
凧も上げられず…
走るのも遅く、木登りもできず…
凡そ、「外遊び」の世界では (お荷物)だった僕にとっては
貸本漫画 に浸る時間は (つかの間の)至福の刻でした…
ミステリー・ハードボイルドモノ、怪談・恐怖モノ、戦記モノ…等々
借りまくりました…
白土三平は少し難しくて…でもそこがまた(オトナの世界)的で…
中学に行っても下校途中の何軒かの貸本屋に通って 殆ど読み尽くしてしまい
新刊が出るまで ジリジリと待ったモノでした…
しかしよくそんなに小遣いがありましたねぇ!我ながら… 当時は一冊¥20でした…
(立ち読みもよくしましたが…)
洋楽にのめり込むようになって 段々と足が遠のきましたが…
恐らくは資金面の問題でしょう…
45回転シングルレコードが一枚¥330でしたから…
それはともかく
僕が貸本屋に通っていたのは(いま思うと)業界の末期だったようです…
なんか 今の(バンド界)と重なるなぁ…
。(。。)\バキッ☆