例年 この時期になると 楽器が膨らんできて…
➡と云うか、冬場に乾燥して 締まっていた木が 緩んでくる…
音量は出るけれど、立ち上がりが いまひとつ に…
➡勿論、(腕の)所為も あります…
これは 高温多湿にして 四季があるところに住んでいる(ツケ)のようなモノで…
今日なんかは かなりハッキリと影響が出ていて…
もっとも、悪いことばかりではなくて 駒が上がって弾きにくくなるかわりに
音が太くなったりもして…(当社比…)
気持ちは よい のです…が
そうして…毎年 僕は…
「よし!弾き難くてもこれでいこう!どうせ(パラパラと)華麗なことは無理だし…余計なコトをやらずに…」
と 良心的(当社比)なコトを思うのですが…
梅雨時くらいになると、やっぱりキツくなって…
「楽な方がいいや…」と アジャスターをいじるわけです…
➡音楽的な理由では ありません…
結果、余計なコトばかり弾くようになる…のですが…
その昔 駒につけるアジャスターが一般的でなかった頃は
夏に合わせて 冬はペンペンな音にするか 冬に合わせて夏は我慢するか…
という 選択肢 になって…
勿論、夏用と冬用の二つを付け替えたり…
➡これは リッチな方 ですねぇ…
或いは
季節ごとに削ったり、下駄を履かせたり、する(マメな)ヒトもいましたが…
駒を動かしてしまう…なんて大胆なヒトも…
※しかし、ピックアップで音を拾うという前提なら 無理なく抑えられる程度が
(音は佳い)ようです…
昔は ずいぶんとやせ我慢をしました…が
全く 無意味だった わけです…
今週は また冬に戻るそうですが…
毎年 今頃に
束の間(初心に戻っている…) とも云えましょうか?
。(。。)\バキッ☆