今でこそ 蚊の鳴くような音が(売り?)というかトレードマークの
私ではありますが…
かつては 大砲のような音(太鼓のNさんの証言より)であった!
こともあります…
それは銀座の「S」というクラブにハコに(Iさんのピアノトリオ)で入っていたときの話…
僕はまだ学生で…
それまで使っていたケース、弓付きで 二万円也 でセンパイに譲ってもらった楽器(合板のクレモナ)から
チャキの手工品(単板)金四十万円也(ケース、弓…別で)へ!
張り切って弾いていたわけです…(・∀・)
⇒勿論、月賦で(所謂、プロショップというところの信用貸し)…のちのち支払いが キツくなっていって、ローンを払うために仕事をする というパターンのモトになりましたが…
そして 僕は駒を高く(ブリッジのハイアクション化)に(何故か)燃えていて
ほぼ季節ごとに駒を(これでもかっ!)と替え(上げ)続けていて…
その日も
当時最新の 駒にバーカスベリー・ピックアップが仕込んであるモノに替えたばかりで…
⇒これは実に佳いモノでしたが もっと駒を上げるために 使わなくなってしまったのですが…
弦もレイ・ブラウンからブルーライコンに替えたばかりでした
⇒メンテは通勤途中(後楽園)の文京楽器でやってもらっていました…
他に知りませんでした…
1st セットは 前述のNさんの言葉のように
バリバリだったのですが…
もう、生音で充分でした…(^O^)
2nd が始まってすぐ 駒が倒れてしまいました、多分勢いづいて限界を超えた負荷をかけてしまったのでしょう…
一瞬、茫然とした僕ですが、気を取り直し…
演奏中のステージの隅で駒を立てようとしたら…なんと、魂柱が倒れてしまっていて…!(゚o゚;; もう、自分では直せません…
そのセットはステージ脇に立っていましたが、…
Iさんが「帰っていいよ…」と仰有るので早退させてもらいました…
なんか、ジェットコースターで上がって落ちて みたいな日でした…
眠れない夜を過ごして、翌日文京楽器に(また)行くと
魂柱を立てて 駒の立っている部分の塗りをペーパーで落として
滑りにくくしてくれました…
その後、もう駒が(演奏中に)倒れることはありませんでした…
今 思うに 要するに駒が高くなったので力点(弦が駒に乗ってる部分)も
高くなり あまりの負荷に耐えられなくなった…ってことかなぁ…
いい気になって 力任せに弦を叩いたり引きちぎったり(よく弦を切っていました…)していたようです…(>_<)
まぁ、腱鞘炎にならなくて幸いでした…
※飛んだ駒が目に当たって失明したヒトもいた…と聞いたことも…!!
そんな私も 今では
「蚊の鳴く」ような音が (売り)なのです…
皮肉なモンですな…
。(。。)\バキッ☆